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ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック 感想(総合:☆☆☆★★)

 映像:☆☆★★★
 キャラ:☆☆☆★★
 ストーリー:☆☆★★★
 俳優:☆☆★★★
 総合:☆☆☆★★


 アマゾンで配信していたので観ています。今回はゲームセンターCX
 今日もレトロゲームのクリアを目指す有野課長。今回挑むのは知る人ぞ知る伝説のマイナーゲーム、マイティボンジャック。
 面クリアタイプの横スクロールアクションというファミコンゲームだが、プレイヤーの能力に依存するため、中々思うようにクリアできない。
 そして場面は変わって昭和。どこにでもいるドラゴンボールに夢中なゲーム好き中学生に視点が移る。
 気になるクラスメイトにゲームをマイティボンジャックを貸して仲良くなりたかったが、ゲームを不良っぽい友達に貸してしまい、借りパクの窮地に立たされる。
 平成でクリアを目指す有野課長、昭和で不良に立ち向かう中学生。マイティボンジャックのように勇敢に戦えるか!?


 感動すらするレベルでクソゲーを満喫しすぎる映画。


 クソゲーかどうかは個人の裁量によるわけだが、逆にやりたくなる不思議。
 ここでいうクソゲーというのは『やる価値のないゲーム』ではなく、『一般的な良作ではない』という意味である。
 ぶっちゃけると、映画にする意味は無い。全くない。中学生の奮闘シーンも別に必要ではないし、青春のグラフィティではあるが肩透かしのような感触しかない。リアルといえばリアルなんだが。
 映画としては良作とはとうてい言えないし、オチも読めると云えば読めるが、結末には謎の感動が去来する。
 子供の心を忘れきれない、あなたへ。
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

エグザム:ファイナルアンサー 感想 【総合:☆★★★★】

 映像:☆☆★★★
 キャラ:☆☆★★★
 ストーリー:☆★★★★
 俳優:☆☆★★★
 総合:☆★★★★

 ネカフェで配信していたので見ています。今回はエグザム・ファイナルアンサー
 大企業の面接後、謎の集団に拉致されて集められた五人の男女。それは会社が仕込んだ非情性を試す殺し合いのテストだった。

 タイトルとあらすじから、エグザムの続編っぽいが、全く関係ない。
 ヒット作のタイトルと似せて注目させたり、話題を集めたりすることはあるが、その対象のエグザムも別にそこまで大ヒット作品ではないし、大ヒットでもない作品に肖る段階で、まあ、そういうことである。
 あらすじを見て思い浮かべる内容のまま進行してしまい、こういうミステリー的な作品では一番予想されるオチになっている。


 個人的に携帯電話が一番荒かったかな、と感じた。
 警察への電話云々とか後付けっぽいし、大企業なら電話交換のシステムくらい使えとは思う。
 そもそも、なぜこんな電話を置く必要があったのか。凶器に使わせるためにしても弱いし、作劇的にも機能しているとも思えない。

 というより、ここで五人の行動が疑問なんだけど、なんで家族に電話をかけて使うことが当然だと思ってるのか?
 普通は脱出の力になる場所へ使うのではないだろうか。
 警察への直接連絡がダメなら、いかに家族に警察に連絡してもらうかを暗に伝えるか、というミステリー展開だと思ったんだけど、そういうのも無く、全員、何もせずに家族への電話で権利を使い切る。
 家族にバレないように打ち合わせ後、逆探知の準備をしてもらった状態で警察に連絡するとか、そういうのじゃないの?
 現在の時刻はわかる(電話の時計か家族に確認)ができるので、自分たちの捕まった位置から繋いで現在地の予測はできるはずだし、その中でこの企業の持ち物である建物を探せば良い。会社は明らかに警察の介入を警戒してたし。

 問題の多い作品の感想は長くなる法則。

テーマ : 映画レビュー
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ハウンド 感想【総合:☆★★★★】

 映像:☆☆★★★
 キャラ:☆★★★★
 ストーリー:☆★★★★
 俳優:☆☆★★★
 総合:☆★★★★

 隕石の落下により、町中の犬が人間を襲い始めた。
 人類最大の友は、人類最大の敵となったのだ。

 ベーシックなB級駄作系映画。
 前に『赤ずきん対狼男』っていう映画の感想でも書いたんだけど、狼や犬って人間を殺すモーションが喉をかみ殺すしかないので、同じ映像の繰り返しになる。
 しかも人間も反撃するわけだが、犬を本当に殴ったり刺したりするわけにはいかないので、同じ画面に入れて殴ったりできず、映像的な迫力がない。
 付け加えるならキャラの行動も疑問。たとえば、車の下に隠れたり、木の上に隠れて犬をやり過ごしたりするが、犬の追跡能力的に出血している人間を見つけ出すのは簡単ではないだろうか。
 更に演技をしている犬たちも頑張っているのだが、頑張っているのがわかってしまう。カワイイのだ。怖くなくて。
 演技のできる犬をこれだけ揃えるのも十分すごいんだけど、そこから『犬と戦う映画』という根本的な問題を解決できていない。

 多様な犬種が入り乱れて演技するので、そういう映像としてならお勧めかな。

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シベリア超特急5 感想【☆★★★★】

 映像:☆☆★★★
 キャラ:☆★★★★
 ストーリー:☆★★★★
 俳優:☆☆★★★
 総合:☆★★★★

 ネットで無料配信していたので見ています。今回の映画はシベ鉄5
 源義経が残したとされる地図をめぐる陰謀、繰り広げられる戦い。今回も山下の推理が荒れ狂う!


 1以来のダメ映画がとうとう登場!
 2・3はクオリティが名作という程ではないが凡作くらいまで上がってしまい、4はターゲットを絞った作品として完成していた。
 しかしながら、ファイブは伊達じゃない。
 まず、今までのシベ鉄と作風が全く違うのに、その上で駄作なのだ。
 どういうことかと云えば、初代シベ鉄は真剣に面白いと思ってやっていることの空回りの滑稽さで失笑を誘うという中々に真似したくてもできない作風。
 2・3はその空回りをコメディ化する程度で、それなりの形にしていたし、4はそのダメなところを舞台劇のコミカルさとアドリブに乗せていた。

 が、このファイブは違う。格が違う。
 まず、単純にギャグがすべってる
 ガッツ石松の腕がスパっと切れたと思ったら寸劇で撤退し、次に登場するときはどっかで見たような義手で復活するも、コミカルなバトルで撃退される。
 安いCGで片岡愛之助が万里の長城を滑ったり……違う、そうじゃない

 なんというか、トリックとかスペックシリーズの堤幸彦的な、『好きな人だけ笑ってよ』という投げやりなギャグ。
 しかしながら、堤幸彦監督はその“好きな人”ならば笑えるようにしてはいるが、この作品はただ単にチープで安っぽいギャグしかない。
 初代シベ鉄は真面目にやっていることがつまらないということが面白かったのであって、
 ファイブのように最初から工夫を放棄しているギャグが面白いわけがないし、ただバカにされているようにしか思えない。

 自分で何を言っているのかよく分からなくなってきたが、初代は見る価値のある駄作、ファイブは見る価値のない駄作。
 駄作映画レビュアーとしての教材用としてはおすすめ(そんな教育をする必要があるのか?)。

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シベリア超特急4 感想【総合:☆☆★★★】

 映像:☆★★★★
 キャラ:☆☆☆★★
 ストーリー:☆☆★★★
 俳優:☆★★★★
 総合:☆☆★★★

 ネットで無料配信していたので見ています。今回の映画はシベリア超特急4
 シベ鉄シリーズ第四弾。あるとき、『シベ鉄4』の制作を計画している最中、監督の水野が唐突に殺される。
 スタッフや警察は、事件の動機がシベ鉄4に有ると推測し、舞台劇を自らで演じて、犯人の動機を確かめようとするが…?


 一度っきりの舞台劇でそれを収録したものを映画として放映している。
 そのため、舞台劇とは思えないような豪華なゲストが登場しているのも注目である。
 ……が、それ故に演技がひどい。というか明らかに水野春郎が台本を覚えていないで、周辺が介護するようなドタバタになっている。
 まあ、お約束だと分かっている視聴者のための舞台を撮っているんだから、お約束だと思える人間が見れば良い。マニア向け。
 間違っても名作ではないが、ターゲットに対するマーケティングとしては正しいし、駄作とは言い難い。
 子供向け特撮を見て『子供だましだなぁ』とか、恋愛映画で『爆発シーンがないなぁ』とか言ったら、それはその感想がおかしい。
 これはシベ鉄シリーズであり、目的を達成してはいる。そういう意味では落ち度はないのだ。

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ママチャリ日本一周するために仕事を辞める変人。
特撮・古マンガ好きの若いのに懐古という変人です。

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