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ザ・グリード 感想 (総合:☆☆☆★★)

 映像:☆☆☆★★
 キャラ:☆☆☆★★
 ストーリー:☆☆☆★★
 俳優:☆☆☆★★
 総合:☆☆☆★★


 テレビでやっていた映画を観ています。今回はザ・グリード
 奇妙な一団を乗せ、主人公たちは嵐の夜、船を出した。
 その一団は爆薬や魚雷を積み込んでおり、明らかに堅気ではなかった。
 同刻、とある豪華客船では船上パーティが行われていたが、暗礁に乗り上げたような衝撃と共に停止した。
 そして、主人公の船も事故で故障してしまい、客船に到達するが、船に乗っていた無数の客たちの姿は無かった。
 果たして、客はなぜ消えたのか? そして主人公たちは迫りくる脅威から逃れることはできるのか?



 ベタ・オブ・ベタなモンスターパニックムービー。

 凄まじくベタな映画。
 例えば、「単独行動をしたキャラは襲われる」、「仲間を見捨てるヤツは逆に早死にする」、「主人公と意見が対立するキャラは死ぬ」などである。
 監督はハムナプトラやオッド・トーマスなど、エンタメ映画に定評のあるスティーヴン・ソマーズ。
 確かに穴はかなり多い。モンスターの正体をミミズのバケモノと考察するが、日本人からするとどう見ても、正体モロバレなのである。
 モンスターの生態に関しても水棲生物の能力として疑問の残る描写がかなり多かったり、リアリティはかなり欠ける。
 しかしながら、そういう意味でもベタなのである。逆にリアリティを追及しようとして変な設定をでっち上げ、雁字搦めになる映画もしばしば存在するが、この映画はそんなことは一切無い。
 穴だらけの設定でも良いのである。我々はただただ外連味のあるドタバタ映画が観たいだけなのだから。

 海洋モンスターパニック映画、というカテゴリが好きなら普通にオススメ。及第点ビッタリ。それ以上ではないが、以下でも決してない。
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テーマ : 映画感想
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ズートピア 感想(総合:☆☆☆☆★)

 映像:☆☆☆☆★
 キャラ:☆☆☆☆★
 ストーリー:☆☆☆★★
 俳優:☆☆☆★★
 総合:☆☆☆☆★


 借りたDVDを観てます。今回はズートピアッ!
 人間の居ない世界にて、草食哺乳類と肉食哺乳類が進化をし、互いに食べ合う本能から解放され、平和を手に入れた動物たち。
 しかしながら、その世界は、中庸で温和であるべきという枠に守られながら、その枠が檻になりつつ有った。

 そこで他の大型哺乳類たちに混ざって警察に入り、正義を守ろうとするウサギのジュディ。
 彼女は、幼少期にキツネにイジワルをされたことがあり、キツネに苦手意識を持っていた。
 新米警官の彼女は交通整理の仕事に不満を持つが、ひょんなことから行方不明事件の捜査を任される。
 行き詰った捜査の中、彼女はキツネの詐欺師・ニックと手を組んで手掛かりを追う。
 果たして、肉食動物と草食動物の垣根は越えられないものなのか? そもそもそんな垣根は一体どこに有るのか?
 動物園(ズー)のようで、理想郷(ユートピア)のようであり。彼らを縛るものや敵の正体とは?

 差別やレッテルと戦おうとする段階で縛られている、そんな映画。

 作中で真実とウソが明確に提示されていく中、自分の中にある……というか、あると思っていた差別を観る映画。
 ノーマライゼーションという考え方が有るが、その考え方は『人間が一人前になる』というもの。
 しかしながら、多くは『全員が同じく平等に』という風に解釈されがちだが、『その人がそれぞれに自分らしく生きる』ということ。
 シナリオ的には起承転結の中に的確にそんな成長劇も盛り込んだエンタテイメント。

 映像的にもリアルにデフォルメされた動物たちがイキイキと動く様子を見るだけでワクワクする。
 個人的な難点を上げるなら、キャラクターを出し過ぎてそれぞれの描写がワンアイデアのみになっていることくらいか。
 サイドストーリー的な要素はほとんどなく、主人公ふたりのみを掘り下げている。
 好き好きだが、シナリオを追うことに重きを置いているので、そういう見方ではプラス評価である。

 大人から子供まで楽しめる良作。強くオススメしたい。

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この世界の片隅に 感想(総合:☆☆☆☆★)

 映像:☆☆☆★★
 キャラ:☆☆☆☆★
 ストーリー:☆☆☆★★
 俳優:☆☆☆★★
 総合:☆☆☆☆★

 DVD借りて観てました。今回はこの世界の片隅に
 戦前から戦中、戦後へ生きるある女性の物語。

 志村ー! 志村うしろー!
 すずー! すずそこ広島―! そこ広島ぁあああああああ!

 戦前のノドカな世界を生きるノンビリとした女性のなんでもない生活を描きつつ、徐々に戦争へと赴いて行く世界を静かに、それでいて熱量溢れるタッチで向かっていく。
 ややイラストのカメラワークがシンプルというか、描けるカメラワークで描いているようで動きが無く退屈。
 しかしながら、それでいて分かりやすく、何を伝えたいかを抽象的かつ具体的に、視聴者へシンプルに叩き込んでくる。

 戦争をモチーフにすると尖ったメッセージ性や批判意識が前に出てきてしまいがち。
 ただ、この映画はそういった説教臭さがほとんどなく、単純にキャラクターの人生を追っていく。
 残酷な描写なども最小限に絞っており、だからこそキャラクターの涙が重々く、ズシンと来る。

 戦争という大きなものを描くことは難しいが、その中のひとりの人間を描くのは同じくらい難しい。
 名作である。

 

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キン肉マン 226話 糞尿の彼方!!の巻 感想

 最新話はこちらから!


 不死鳥、再び…!?


 対戦相手をギヤの一部に変えるという能力を発動するギヤマスター能力。
 自身の身体を変質させる能力が多かった肉作品では、珍しく相手の身体を変異させる能力。
 ギヤマスター以外のメンバーならば、便器流しの段階で撃破できたように思えた。
 そして、『何か収穫が有ったか』という回答を打ち切ってシーン展開。ベンキマンの腹がどこに繋がっているかを教えて欲しかったが。
 

 悪の神々とサタンの繋がりが明示されそうだが、知恵の神もオメガマンの関係からザ・マンと横のつながりがあったように思われていた。
 サタンとザ・マンにもなんらかのつながりがあるのか? 完璧超人たちの出方が不明なので楽しみにしたい。

 そして、待ちに待ったフェニックスマンがソルジャー兄さんやゼブラたちに先駆けて登場。
 明確にキン肉マンと理解し合い、仲間と呼んで差し支えないはずだが、知恵の神はいかに軍門に降らせるのか?
 また洗脳、というのも芸が無い気がするし、ここで知恵の神の出す『飴か鞭』もポイントか。
 フェニックス自身の心臓はフェイスフラッシュで完治したのか、そして病弱な母親はどうなったのか、その辺りで何かあるのだろうか。

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キン肉マン 225話 堂々たるクソ力!の巻 感想

 最新話はこちらから!


 かつてこれほどまでに熱く水洗便所を流すだけのシーンが有っただろうか?


 侵略者ではなく帰還者だった六槍客。断片的な事実が明かされ始めたが六槍客。
 オメガケンタウリから来た彼らが地球由来の生物だったとすると、なぜ彼らは地球を離れ、そして今戻ってきたのだろうか?

 過去に起きた宇宙規模の事件としては、カピラリア七光線との関連を邪推してしまう。
 一度全ての超人は滅んでいるはずであり、残ったのは禁断の世界樹によって守られた一部の超人たちだけのはず。
 つまり、元をたどれば全ての超人は地球出身であるはずなのだ。
 唯一例外があるとすれば、シルバーマンの直系であるキン肉族のみ、ということだが、果たして?

 そして意外と硬いウンコことエラードオブジェ。
 本格的な便器のクソ力を見せつけるベンキマン、これが最強のフィニッシャー。
 マンガの構成的にはこれで決着付けるとは思えないが、逆にこれ、どう返すのだろうか。
 パンツを脱ぐ切り返しはキャラクター的に使えないだろうし、どうやって詰まらせるか、それとも全く別の方法か?
 長年の謎である『ベンキマンに流されるとどこに繋がっているか』も判明する可能性も有る。注目したい。
 
 

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ジャンル : アニメ・コミック

キン肉マン 第224話 光明たる便器!!の巻 感想

 二週間遅れで感想書いてます。仕方ないね。

 最新話はこちらから!


 ベンキマン! ボァる!

 足が負傷していなければ更に攻撃が続いていたのではないか、そう思えるレベルのパワーファイトを見せつけるベンキマン。
 超人強度的には五人の中でも高い方ではない40万、体格的にも明らかに貧相。健闘を見せつけるが、やはり一歩及ばない。水洗便器では歯車には勝てないのか?
 アンティキティラの歯車というと、天球計算機の機能が有るオーパーツとして有名なもの。
 星間移動をしていたとすると確かにしっくりくる設定では有るし、比較的ゆで度の低い理論と言える。

 火事場のクソ力が有るだけで戦力の決定的要素にはならないことは、以前のシリーズから繰り返し説明されていた。
 キン肉マンは王位継承戦で95万パワーだけでゼブラチームと戦い抜いたし、
 ウォーズマンは火事場のクソ力を初使用したバファローマン戦で、クソ力の多用によって逆にバッファローマンに敗れている。
 また、この展開によってパイレートマンやヘイルマンがクソ力を引き出すために前二試合で様子を見ながら戦っていた可能性すら浮上した。
 アリステラは表情が分かり難いこともあり、ディクシアを評価していないような様子も見受けられたが、その諜報活動には一定の評価をしているように思える。
 キン肉マンシリーズにおいてはスグルとアタル、ゴールドマンとシルバーマン、タツノリとサダハルという兄と弟が話のテーマとなることが多いが、このシリーズではオメガブラザーズに注目していかざるを得ない。


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道化死てるぜ! (総合:☆☆☆★★) 感想

 映像:☆☆☆★★
 キャラ:☆☆★★★
 ストーリー:☆☆★★★
 俳優:☆☆☆★★
 総合:☆☆☆★★

 ネットで無料配信していたので見てみました。今回の映画は道化死てるぜ!
 ピエロ協会に加盟し、仕事を得たある男。
 男としては、協会に加入したときに卵に自分のメーキャップを書かされたり、芸をやらされたりと気が進まない。
 そんな男がある少年のバースデーパーティーに余興として呼ばれるが、全くウケない。
 子供たちのイタズラによってピエロは転倒するが、そこには偶然、ケーキを切ったあと放置されたナイフが立てられていた。
 盛大にナイフの上に転倒したピエロは、顔面にナイフを深々と突き刺し、死亡した。
 それから年月は過ぎ、そのとき誕生日だった少年も高校生となり、ピエロが死んだパーティに参加していた子供たちもそれぞれ色々と残念な方向に成長していた。
 ピエロが目の前で死んだトラウマを抱きつつ、再び少年は誕生日パーティーを開くが、そのパーティにはゾンビとして蘇ったピエロまでが現れた。
 ピエロとしてのブラックユーモアを駆使し、次々と悪ガキどもを殺戮していく。


 シナリオとしてはゾンビとして復活したピエロが、死体で腹話術したり、内臓でバルーンアートしたりと、ピエロ感満載。
 日本に来た段階でモザイクが追加されたようで、いささか映像的に不自然な仕様になっている。
 リアルな部分には処理されてしまっており、チープな部分ばかり目立つ出来上がりになっているが、このチープさも個人的には嫌いじゃない。
 ビックリさせるような驚かせ方ではなく、情緒めいた怖がらせ方を徹底しているのも好感が持てるし、クリーチャーとしての動きにもCGではなく昔ながらの演じている俳優さんのスキルを軸とし、小道具でカバーするやり方を用いている。

 グロテスクな描写も中々迫力が有るし、目的意識と映像作りがしっかりと合致した作品。
 チープさまで含めて、よくまとまった作品。理想的B級映画。

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ジャンル : 映画

キングコング:髑髏島の巨神(総合:☆☆☆★★) 感想

 映像:☆☆☆☆★
 キャラ:☆☆☆★★
 ストーリー:☆☆★★★
 俳優:☆☆☆★★
 総合:☆☆☆★★

 ネットカフェで無料だったので見ています。今回の映画は髑髏島の巨神
 ベトナム戦争が終わる日、アメリカではひとつのプランが動いていた。
 政治的な理由から調査を見送られていた髑髏島、そこには地下空洞から上がってきた巨大生物が溢れ、その中には帝王と呼ばれるキングコングが守る島だった。
 果たして、人々は島から脱出できるのか?


 テンプレートにキングコングが暴れるだけ。でもそれが良い。それで良い。

 映像的には頑張っているし、主人公たちが森林でのサバイバルをしつつモンスターに襲われるシーンは手に汗握る。
 しかしながら、シナリオは粗を感じる部分が多い。
 なぜ調査をしなければいけなかったのか、なぜキングコングへ人間が攻撃しなければならなかったのか。
 確かに理由は説明されるのだが、感覚的に共感はできないし、キャラクターが立っているように感じない。作劇の都合として爆発シーンをやりたい、という以上に見えないのだ。
 『暴走する大人と対立する怪獣』という構図は昔ながらではあるが、大概は『やめて! 〇〇〇は良い怪獣なの!』的な子供が居たりするが、この作品では子供は出ない。
 『大人と子供』という構図の長所は、その作品が『子供の冒険と肯定』というポジティブな要素が含まれていると記号的に説明できる。
 だがしかし、それすらないこの作品には、明瞭な方向性がほとんど示されない。
 自然文明の賛美なのか、戦争へのアンチテーゼなのか、空想科学的な深淵なのか、家族愛なのか、軍事的な絆なのか。


 ストーリーは度外視して、映像が一番の見せ場なのは良いんだが、究極的に『見たことが有るシーン』になってしまっている。
 映像とシナリオが合わさって初めて“良い映画”なのであって、どちらかだけならば、他の映画でも良いかな、以上にはならない。
 キングコング映画といえば、やはり摩天楼クライムだと思うのだが、それを使わないならばそれ上にアイデアとセンテンスに溢れるシーン作りをして欲しい。
 密林でゴリラが戦うシーンを斬新だとは思わないし、表情のあるゴリラというのを上手く表現してはいるんだけど、感動できないなら意味が無い。

 駄作とは思わないが、次回作ありきで『キングコングという著名タイトルのキャラクターをゴジラと戦わせるために前フリ』以上には感じない。
 別に見ないで、ゴジラ対キングコング(新)からダイレクト見れば良いんじゃないだろうか。

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ママチャリ日本一週#130(終) 11月5日~7日(三重~愛知~仙台)

 最 終 更 新 !



 5日

 ネットカフェから出て、とりあえずつけめん。いつもの感じです。

DSCF1569.jpg

 特に何事もなく、ひたすら漕ぎます。

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 フェリーに乗れる愛知県まで向かいます。
 何度目かの長良川。久しぶりですが、最後になります。



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テーマ : 一人旅
ジャンル : 旅行

ママチャリ日本一週#129 11月3日~4日(奈良~伊賀~三重)

 3日

DSCF1411.jpg
DSCF1412.jpg
DSCF1413.jpg
 やたらに人の居る食堂。金曜日だから平日だと思っていたけど、祝日だったらしい。
 この旅ではよくあることだったけど、それもこれで終わり。ちょっとした人助けも有った。最後の人助けだったのかな。






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ママチャリ日本一周するために仕事を辞める変人。
特撮・古マンガ好きの若いのに懐古という変人です。

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