平成ガメラ三部作 考察(後) ギャオス(イリス)とは?
ギャオスという生き物の考察。
前回を読んでないと分からないです。
B1:雌雄同体のため単為生殖を可能とし、人肉を主食とする肉食生物。
単為生殖ということは、親と子供の遺伝子が全く同じで進化できない。
『1』では進化のたびに増えるとされている染色体が一対しかない完全無欠の人造生物と断言されている。
B2:地球全土にギャオスの卵が眠っており、その中にはイリス=朱雀(柳星張)と呼ばれる上位種が存在する。
『3』から。マナの大量消費によって地球全土で覚醒し、そこからはネズミ算式に増える。
イリスはガメラと同じく人類との交感を可能としており、単独での戦闘力はギャオスを遥かに凌駕する。
B3:青龍?白虎?
『3』でイリスは朱雀であると示唆され、ガメラは玄武であると言われている。
ただ中国神話に沿えて呼ばれているだけだが…?
B4:イリスは人類との融合を求めていた。
ギャオスにない機能として、イリスは人類との融合を可能とし、これを必要としていた。
ガメラの勾玉による交信と似たようなものと作中で示唆。
B5:ギャオスにはハイパーと呼ばれる上位種が居る。
覚醒スイッチがギャオスより遅めに設定されたパワーアップ版。
ギャオスは人類汚染によって目覚めたが、ハイパーはウルティメイトプラズマによるマナ大量消費によって覚醒。
続きから考察。
ギャオスとギャオス・ハイパーとは、ギャオスで警告しても世界が良くならなければハイパーで人類抹殺を遂行するためと考えると自然。
だが、『3』ラストシーンのギャオスハイパーの軍勢に対し、ガメラ単体では明らかに戦力不足。
ただ単に人類粛正が目的であるならば、イリスなんて作る必要はないはずなのだ。ギャオスハイパーだけで勝てるんだから。
仮にガメラ軍団を結成していたとしても、今度はガメラ軍団の浪費するマナで地球環境が悪化を招き、ギャオス・ハイパーの増加率が上がってしまう。
というか、ギャオスに対抗するなら、人間を食べないギャオスのような存在が最善だったはず。
ギャオスは共食いする性質が有るので、これなら増えれば増えるだけ相手に対抗できるし、ガメラのようにマナを消費するタイプにする必要はなかったはず。
そもそも、人類抹殺を目的としているはずなのにイリスは人間との共闘を必要とするシステムを取り入れているし、ギャオス・イリス程度の敵ではウルティメイトプラズマの威力はオーバーキルであり、不要な必殺技。
あの技はバリアを持つレギオンのような敵に対してのみ有効な技であり、運用思想としてはおかしい。
というか、ガメラとギャオスは運用思想においてセットで使う兵器のように見えるのは俺だけでしょうか?
多くの敵に対してはギャオス軍団で対抗、強力な個体に対してはガメラ・イリスで対抗し、それで対応できないときはウルティメイト・プラズマを使用。
発動によって強力な個体を除去あるいは弱体化しつつ、大量のギャオスハイパーを展開することで敵への波状攻撃を掛ける。
遊戯王で言うならば、ギャオスは三色ガジェット、ガメラはスクラップドラゴン的な…あ、通じないかこの例え。
で、ここで注目すべきは第二作目のレギオンである。
制作の都合上、『2』制作段階では三本で終わるかは未定だったと思われるので、ギャオス以外の敵を出したんだと思われる。
だが、レギオン級の“何か”が大昔に居たとしたら?
こう考えると、いくつかの疑問が良い感じに片付く。
なぜイリス・青龍・白虎が必要だったのか? → ガメラとは別の種類の戦力である
なぜガメラはどんな敵にも相打ちに近い戦術を取るのか? → ギャオスが本来の仮想敵ではないから
なぜウルティメイトプラズマが必要だったのか? → ギャオス以上の敵を仮想敵に据えていたから
イリスは人類抹殺を目的としながら人間との融合をなぜ必要とするのか? → 人類抹殺が当初の目的ではないから
俺の結論としては、大昔にレギオン級の脅威である“何か”が存在していた。
それに対抗するためにルーン文字族(仮)は、量産性の高いギャオスを基軸に、ガメラ・イリス・青龍・白虎を作成。
戦いには勝利したが、朱雀=イリスの融合者が“人類そのものが悪である”という結論に到達し、ギャオスを使って人類の粛正を開始する。
それに対抗する玄武=ガメラ。(白虎・青龍は情報が皆無であるため、どちら側かは不明。存在そのものが未知数)
人類の守護者たろうとするガメラとその勾玉を持つ者は、ギャオスの撲滅とイリスの封印に成功…そして現代にいたったのではないか?
では、この場合のレギオン級の脅威とは何だったのか?
まあ、推測の上に立っている推測だから完全に空論なんだけど。
1:レギオンそのものである
ガメラ・イリスが仮想敵とするには十分な戦力ではある。
シンプルだが、この場合はギャオスの存在が意味不明になる。
バリアを持つマザーレギオンへの対抗手段としてギャオスのレーザーメスでは攪乱にもならないし、ソルジャーレギオンを倒すには大きすぎる。
というか、レギオンの発生から開花までの短い時間にゼロからギャオスやガメラたちを作り出せるのか…?
2:ルーン文字族(仮)の異国である
ルーン文字はゲルマン系が使っていた言葉で、四神という概念はアジア系。
ゲルマン系古代人がガメラ・イリス・ギャオスを作り出して世界征服に乗り出した。
だが、アジア系民族に味方する四神(ガメラ・イリス・青龍・白虎)。
長い戦いの末、今度はアジア系古代人が暴走していき、人類粛正に乗り出すが、ゲルマン系古代人はそれを阻止。
ルーン文字での封印を施し、ガメラを未来へと残した。
3:敵は人間そのものである。
人類は元々、宇宙から来た地球を汚染する侵略者である。
それに対抗するべく古代人はギャオスたちを作成し、戦いの果てに共存共栄を目指すこととなる。
堕落・腐敗・破壊の安全弁として残られたのが怪獣たちである。
つまり、ルーン語のメッセージは人類に対しての物ではなく、古代人の子孫に向けてのものだったが、現代までに人類によってネイティブな古代人は滅ぼされていた。
その侵略者たる人間たちを粛清しようと立ち上がるイリスは自分と同じく復讐に燃える融合者を選ぶ。
だが、ガメラは自分たちが侵略者であることを忘れている現人類との絆を捨てられず、ギャオスやイリスの撃滅を選択する。
正解はない。 議論・反論・絶賛・バッシング募集。
ガメラ4はいつですかね!
だが、『3』ラストシーンのギャオスハイパーの軍勢に対し、ガメラ単体では明らかに戦力不足。
ただ単に人類粛正が目的であるならば、イリスなんて作る必要はないはずなのだ。ギャオスハイパーだけで勝てるんだから。
仮にガメラ軍団を結成していたとしても、今度はガメラ軍団の浪費するマナで地球環境が悪化を招き、ギャオス・ハイパーの増加率が上がってしまう。
というか、ギャオスに対抗するなら、人間を食べないギャオスのような存在が最善だったはず。
ギャオスは共食いする性質が有るので、これなら増えれば増えるだけ相手に対抗できるし、ガメラのようにマナを消費するタイプにする必要はなかったはず。
そもそも、人類抹殺を目的としているはずなのにイリスは人間との共闘を必要とするシステムを取り入れているし、ギャオス・イリス程度の敵ではウルティメイトプラズマの威力はオーバーキルであり、不要な必殺技。
あの技はバリアを持つレギオンのような敵に対してのみ有効な技であり、運用思想としてはおかしい。
というか、ガメラとギャオスは運用思想においてセットで使う兵器のように見えるのは俺だけでしょうか?
多くの敵に対してはギャオス軍団で対抗、強力な個体に対してはガメラ・イリスで対抗し、それで対応できないときはウルティメイト・プラズマを使用。
発動によって強力な個体を除去あるいは弱体化しつつ、大量のギャオスハイパーを展開することで敵への波状攻撃を掛ける。
遊戯王で言うならば、ギャオスは三色ガジェット、ガメラはスクラップドラゴン的な…あ、通じないかこの例え。
で、ここで注目すべきは第二作目のレギオンである。
制作の都合上、『2』制作段階では三本で終わるかは未定だったと思われるので、ギャオス以外の敵を出したんだと思われる。
だが、レギオン級の“何か”が大昔に居たとしたら?
こう考えると、いくつかの疑問が良い感じに片付く。
なぜイリス・青龍・白虎が必要だったのか? → ガメラとは別の種類の戦力である
なぜガメラはどんな敵にも相打ちに近い戦術を取るのか? → ギャオスが本来の仮想敵ではないから
なぜウルティメイトプラズマが必要だったのか? → ギャオス以上の敵を仮想敵に据えていたから
イリスは人類抹殺を目的としながら人間との融合をなぜ必要とするのか? → 人類抹殺が当初の目的ではないから
俺の結論としては、大昔にレギオン級の脅威である“何か”が存在していた。
それに対抗するためにルーン文字族(仮)は、量産性の高いギャオスを基軸に、ガメラ・イリス・青龍・白虎を作成。
戦いには勝利したが、朱雀=イリスの融合者が“人類そのものが悪である”という結論に到達し、ギャオスを使って人類の粛正を開始する。
それに対抗する玄武=ガメラ。(白虎・青龍は情報が皆無であるため、どちら側かは不明。存在そのものが未知数)
人類の守護者たろうとするガメラとその勾玉を持つ者は、ギャオスの撲滅とイリスの封印に成功…そして現代にいたったのではないか?
では、この場合のレギオン級の脅威とは何だったのか?
まあ、推測の上に立っている推測だから完全に空論なんだけど。
1:レギオンそのものである
ガメラ・イリスが仮想敵とするには十分な戦力ではある。
シンプルだが、この場合はギャオスの存在が意味不明になる。
バリアを持つマザーレギオンへの対抗手段としてギャオスのレーザーメスでは攪乱にもならないし、ソルジャーレギオンを倒すには大きすぎる。
というか、レギオンの発生から開花までの短い時間にゼロからギャオスやガメラたちを作り出せるのか…?
2:ルーン文字族(仮)の異国である
ルーン文字はゲルマン系が使っていた言葉で、四神という概念はアジア系。
ゲルマン系古代人がガメラ・イリス・ギャオスを作り出して世界征服に乗り出した。
だが、アジア系民族に味方する四神(ガメラ・イリス・青龍・白虎)。
長い戦いの末、今度はアジア系古代人が暴走していき、人類粛正に乗り出すが、ゲルマン系古代人はそれを阻止。
ルーン文字での封印を施し、ガメラを未来へと残した。
3:敵は人間そのものである。
人類は元々、宇宙から来た地球を汚染する侵略者である。
それに対抗するべく古代人はギャオスたちを作成し、戦いの果てに共存共栄を目指すこととなる。
堕落・腐敗・破壊の安全弁として残られたのが怪獣たちである。
つまり、ルーン語のメッセージは人類に対しての物ではなく、古代人の子孫に向けてのものだったが、現代までに人類によってネイティブな古代人は滅ぼされていた。
その侵略者たる人間たちを粛清しようと立ち上がるイリスは自分と同じく復讐に燃える融合者を選ぶ。
だが、ガメラは自分たちが侵略者であることを忘れている現人類との絆を捨てられず、ギャオスやイリスの撃滅を選択する。
正解はない。 議論・反論・絶賛・バッシング募集。
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テーマ : 特撮・戦隊・ヒーロー
ジャンル : 映画