ネオウルトラQ 感想 前編
コボスタ近くのツタヤこと沖野店さんに有ったので借りてみた。旧作100円。
あそこはやたらに品揃えが良いので、仙台市近辺の特撮オタクさんはオススメ。仙台市内でサンバルカン置いてるのってあそこだけなんじゃないだろうか。
プロットとしてはありがちだが、戦わないし、ヒーローは出ない。
ウルトラQにはよくあることだが、旧作に比べてアクション的なシーンが特に少なく凶悪な怪獣が皆無と言っても良い。
ニルワニエも典型で、ただ歩くだけ。その怪獣を取り巻く怪獣保護派と怪獣反対派という構図を描くのが本作品。
人間が理解できないものを、人間の尺度で図ろうとするのが無意味だなぁ、と思った。
太陽の黒点と死後の人間、何がどう関係あるのか? 明かされないまま空気感を楽しむ作品。
クリーニング店をやっているブレザレンのカワイさは本作で屈指。
最初から終盤までの映像作りがすばらしく、無駄なシーンが全くない。ラストシーンまでのインパクトがエクセレント。
かなりベーシックなネオ・ウルトラQ回であり、田口清隆監督の安定感がヤバい。
負のマイナス思念的なものを美しさとして感じるヴァルカヌス星人の造形と喋り方など、俳優の村杉さんの存在感がやばい。
内容的には一直線だし、場所から負のエネルギーを集めるシーンをサラッと流したのが良かったように思う。
ラストシーンが往年の名作映画を思わせる余韻が有り、オススメ。
第一話と同じく、石井監督回。
ぶっちゃけると、悪意と人間の内面性の描写なんだけど、どっかで見たことの有る感覚があった。よくあるテーマだし。
見たことが有るかどうかがポイントで、目新しさが有れば楽しかったと思う。
一番好きなくらいの作品。
愛というものは、互いに理解しあえないからこそ理解しようすることで発生するもの。
優しい雰囲気が、すごく残酷で頭の中に強く印象に残る作品でした。ラストシーンまで完成度が高かった。
分かり合うことは素晴らしいが、分かり合えないこともまた、これから分かり合えるという素晴らしいことを残している段階なんだよなぁ。
これはもう完璧。これを見たかった。ブレザレンに続いて田口監督の二打席連続ホームランである。
まず、ウルトラQである以上、怪獣が主役でなければならない。いや、もちろん出ない話は旧作にも有ったが、やっぱり怪獣を求めているのだ。
3~5話で出なかった分のフラストレーションを実感した。
この話は起承転結まで怪獣と人間、両方が主役であり、虐げられる怪獣という展開を行いつつ、オチまでが完璧。
安易に不幸にするのは“やっぱりな”だし、こういうのが感触良いオチなんだと思う。
あそこはやたらに品揃えが良いので、仙台市近辺の特撮オタクさんはオススメ。仙台市内でサンバルカン置いてるのってあそこだけなんじゃないだろうか。
第一話「クォ・ヴァディス」
あらすじ:突如現れた怪獣、ニルワニエ。彼はある一点を目指して歩き続ける。
プロットとしてはありがちだが、戦わないし、ヒーローは出ない。
ウルトラQにはよくあることだが、旧作に比べてアクション的なシーンが特に少なく凶悪な怪獣が皆無と言っても良い。
ニルワニエも典型で、ただ歩くだけ。その怪獣を取り巻く怪獣保護派と怪獣反対派という構図を描くのが本作品。
人間が理解できないものを、人間の尺度で図ろうとするのが無意味だなぁ、と思った。
太陽の黒点と死後の人間、何がどう関係あるのか? 明かされないまま空気感を楽しむ作品。
第2話「洗濯の日」
あらすじ:街の片隅、クリーニング会社をやっているブレザレン話。
クリーニング店をやっているブレザレンのカワイさは本作で屈指。
最初から終盤までの映像作りがすばらしく、無駄なシーンが全くない。ラストシーンまでのインパクトがエクセレント。
かなりベーシックなネオ・ウルトラQ回であり、田口清隆監督の安定感がヤバい。
第3話「宇宙から来たビジネスマン」
あらすじ:人気モデルが行方不明になった。彼女は自分を対価にして美しさを得るという宇宙人と取引をしていた。
負のマイナス思念的なものを美しさとして感じるヴァルカヌス星人の造形と喋り方など、俳優の村杉さんの存在感がやばい。
内容的には一直線だし、場所から負のエネルギーを集めるシーンをサラッと流したのが良かったように思う。
ラストシーンが往年の名作映画を思わせる余韻が有り、オススメ。
第4話「パンドラの穴」
あらすじ:ある男が穴に落ちた。そこでは怪人・マーラがおり、落ちた男に自分の解放するために穴の中にある更なる穴を開けろという。
第一話と同じく、石井監督回。
ぶっちゃけると、悪意と人間の内面性の描写なんだけど、どっかで見たことの有る感覚があった。よくあるテーマだし。
見たことが有るかどうかがポイントで、目新しさが有れば楽しかったと思う。
第5話「言葉のない街」
あらすじ:五〇年前に流行した言葉のない人造人間・エピコノイド。彼らは喋らなくとも人間と分かり合える存在だった。
一番好きなくらいの作品。
愛というものは、互いに理解しあえないからこそ理解しようすることで発生するもの。
優しい雰囲気が、すごく残酷で頭の中に強く印象に残る作品でした。ラストシーンまで完成度が高かった。
分かり合うことは素晴らしいが、分かり合えないこともまた、これから分かり合えるという素晴らしいことを残している段階なんだよなぁ。
第6話「もっとも臭い島」
あらすじ:無人島に漂着した女性は、その島にひとりで住むとても臭い怪獣、セーデガンと出会う。彼の臭さは時間を置くと良い香りに変化する性質が有り…
これはもう完璧。これを見たかった。ブレザレンに続いて田口監督の二打席連続ホームランである。
まず、ウルトラQである以上、怪獣が主役でなければならない。いや、もちろん出ない話は旧作にも有ったが、やっぱり怪獣を求めているのだ。
3~5話で出なかった分のフラストレーションを実感した。
この話は起承転結まで怪獣と人間、両方が主役であり、虐げられる怪獣という展開を行いつつ、オチまでが完璧。
安易に不幸にするのは“やっぱりな”だし、こういうのが感触良いオチなんだと思う。
- 関連記事
スポンサーサイト