【ティガ】 MISSING MEMORYS~暗明~ 【クウガ】
いつからそこに有ったのか。日本の海の一角。光も届かない海底・ルルイエ神殿。
“古き神々”の居城だが、神々はそこには居らず、彼らの代わりとばかりに住み着いていた存在こそがキリエル人だった。
彼らは戦うことを嫌う上に支配を好み、グロンギたちとは近く、そして遠い種族だった。
彼らの交わる方法はただ一つ、ゲゲルという形だけだった。
蜘蛛の糸で編み上げたような闘技場。血の雨が降る。
湧き上がるグロンギたちに反比例するようにキリエルの人々は怯えるように、自分たちが送り出した九体目の戦士が破壊のカリスマ…“ザバギンバシグラ”に首を捩じ切られるのを見ていた。
「これでメ・ガドル・バは…ゴ・ガドル・バ、だな」
フクロウのグロンギは、キリエル最強の戦士たちを蹴散らすガドルを見ながら抑揚もなく話した。
続けざまに鮫と猛牛、獅子のグロンギがキリエルを蹴散らし、ゴへの昇格を決めている。
「君たちは…我々を支配したいのか?」
怪訝な様子でキリエル人が話すが、腹立たしいとばかりにグロンギたちは眉をしかめる。
「…ねえ、もっと僕たちを笑顔にしてよ」
交渉の余地もなく、キリエルは地球を捨てていった。
戦う敵を失い、グロンギたちは再びリントを刈り取ることを思い出した。
この頃、ダグバは“ゴ”を名乗る連中に次のゲゲルの相手を求めだしはじめていた。
“古き神々”の居城だが、神々はそこには居らず、彼らの代わりとばかりに住み着いていた存在こそがキリエル人だった。
彼らは戦うことを嫌う上に支配を好み、グロンギたちとは近く、そして遠い種族だった。
彼らの交わる方法はただ一つ、ゲゲルという形だけだった。
蜘蛛の糸で編み上げたような闘技場。血の雨が降る。
湧き上がるグロンギたちに反比例するようにキリエルの人々は怯えるように、自分たちが送り出した九体目の戦士が破壊のカリスマ…“ザバギンバシグラ”に首を捩じ切られるのを見ていた。
「これでメ・ガドル・バは…ゴ・ガドル・バ、だな」
フクロウのグロンギは、キリエル最強の戦士たちを蹴散らすガドルを見ながら抑揚もなく話した。
続けざまに鮫と猛牛、獅子のグロンギがキリエルを蹴散らし、ゴへの昇格を決めている。
「君たちは…我々を支配したいのか?」
怪訝な様子でキリエル人が話すが、腹立たしいとばかりにグロンギたちは眉をしかめる。
「…ねえ、もっと僕たちを笑顔にしてよ」
交渉の余地もなく、キリエルは地球を捨てていった。
戦う敵を失い、グロンギたちは再びリントを刈り取ることを思い出した。
この頃、ダグバは“ゴ”を名乗る連中に次のゲゲルの相手を求めだしはじめていた。
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