永遠のこどもたち 感想 【総合：☆☆☆★★】

　映像：☆☆★★★
　キャラ：☆★★★★
　ストーリー：☆☆☆☆★
　俳優：☆☆☆☆★
　総合：☆☆☆★★


　予備情報なしにツタヤへ行き、適当に映画を借りて見ています。
　今回借りたのが永遠の子供たち。ホラー系映画で、幽霊にさらわれた子供を取り戻そうとする母親の奮闘を描く作品。
　特記すべきなのが、主演女優さんのヒステリーな演技。ヤバイです。
　息子を心配しすぎて狂いつつは母親がしっくり来ていて、鬼気迫るというべき演技…なんですが、鬼気迫りすぎて見ていて疲れる。
　いや、間違いなく良い女優さんだけど、本当に疲れる。ストレス溜まる。

　あと霊媒師の女性とか謎の老婆の登場の仕方が唐突。
　大事な部分じゃないのは分かるが、ザクザクしすぎ。そのザクザクした感じで油断させてラストに繋げているのは分かるが。

　ただ、オチの纏め方が綺麗。ハッピーエンドになるわけないんだけど、ハッピーエンドというか。
　ただの幽霊物だと思ってスルーしていた部分が噛み合う瞬間のカタルシスが素晴らしく、今までのストレスが氷解していく感触がこそばゆく、心地よい。
　

　ストレスと時間に余裕が有るならオススメ。ラストシーンまで我慢する価値は有る。
　小林靖子脚本が好きな人にオススメ。残酷なハッピーエンドとかそういう意味で。