ニンニン46話&ゴースト16話&ネット版ゴースト
ニンニン
なんというか、幻月って本当に『正統派のボスキャラ』だよなぁ、と感じる。絵に書いたようなラスボスって意味で。
だけど、スーパー戦隊の歴史の中では大概がネタみたいな外見だったり、コメディに走ったり、奇妙なモチーフが有ったり、真のボスが居たり、色々有ったのでかなりレアなケース。
個人的には、戦隊史上でも屈指のテンプレートボスだと思う。貶してはいないです。褒めてもいないけど。
なんというか、今回は主役勢六人が本当に魅力的に描けているように感じるので、これはこれでアリ。
ただし、主役勢六人に魅力が感じられない人には、今回の戦隊は大ハズレってことになりそうだなぁ、とも感じている。
牙鬼一家の話が続いて恐縮ですが、奥様の退場はなんというか、やっぱりというか、幻月が殺す形に。
前の感想でも書いたような気がしますけど、奥様って息子が死んで悲しんでいたり、これで戦隊メンバーが殺しちゃうと『戦隊が酷いヤツ』に観えちゃうケース。
これもここに時間を使いすぎると、主役六人が薄くなってしまうので、芸は無いけど正解かなーとは思う。
最後辺りの手裏剣の消費も大雑把にしているように感じるし、ニンニンジャーって古き良き昭和特撮って感じがする。
強引なまでのダイナミズムが一周して心地いいんだけど、なんというか、新しい感動は無いっていうか。
好きだし面白いとは思うんだけど、『今まで見た数十本の名作の一本』に埋没する作品。最終回に期待。
おじいちゃんの総評は良かったと思う。あれで時間を使うのが特色だと思いますし。
ゴースト
ツイッターで三人目が早すぎるみたいな話が多かったように思うんですけど、『二本目の変身アイテム』として見ると早くはない。
販売的に放送三~四か月目くらいのタイミングで出したいという制約が有るので、早期にスペクターというキャラクターを立てたかったことから、こういう登場順になったんだと思いますし。
目が潤う→メガウルオウっていうネーミングはとても好き。口に出したくなるタイプのワード。
俺、『シャバドゥビダッチ…』とか『ロ・ケ・ッ・ト』みたいな横文字が並ぶより、タトバとかこういう日本語のもじりに魅力を感じる節がある。
ネクロムは変身者のアラン様に合わせて手押し相撲スタイル。
多分、高貴さってことで、通常のパンチではなく掌底でってことなんでしょうね。
武術的には射程距離と速度で勝るのが拳を作って放つパンチですが、手を開いて放つ掌底はケガがしにくいメリット。
威力は武術によって結構考え方が違う印象。拳の方が早いので威力が有るという考え方がある一方、掌底はケガの少なさから全力で急所を捉えて振り抜けるため威力が高いと考える人もいる。
(※84gは武術は観る専門なので、鵜呑みにしないように。と予防線)
なんかこういう戦闘員を有効利用する戦い方好き。
前作ドライブ、前々作鎧武 での下っ端は戦闘員というより響鬼の童子と姫というか、戦闘員と怪人の中間のようなイメージ。
ウィザード以降、久しぶりの下っ端戦闘員攻撃。和むわ…。
ぶっちゃけ、ゴーストもスペクターもそこまで好きになれていないので、今回の活躍だけでイチオシライダーがネクロム。
実は未だにスペクターの変身者のお兄ちゃんの名前が覚えられない事態。何回聞いても三〇秒で忘れてます。
敵→味方の流れがちょっと正統派すぎたり、普通にイケメンだったり、滑舌良かったり、印象薄いです。
ただまあ、去年辺りも中盤まではドライブ押しだったのに、終盤ではマッハ押しになっていたくらいの人なので、ワンシーンでひっくり返ると思いますが。
ネット版 ゴースト W編
恐怖を克服した云々の辺りが好き。
ただまあ、妄想すると照井やフィリップのような特異体質って可能性も有りますけど。
逆に、フィリップや照井の特異体質とはどんなものなのか作中で言及がないので、もしかしたらスペクター的な性質=死後の世界を経験していると防げる、という仮説も立つか?
フィリップも臨死に近いことをやっているので、死の世界に近いからこそ、生の世界=地球の記憶・ガイアメモリの精神攻撃を跳ね返せる、というのはそこまで突飛ではない気がする。
ただまあ、照井に関してはそんな経験が全くないし、コジツケでしかないんだけど。
内容自体は短い時間に良くまとめてくれました! って感じ。テラーもカッコいい!
客演の再生怪人だから弱いのはしょうがないけど、元が元だし、ちゃんとテラーらしい負け方だったので文句ナシです。
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