シベリア超特急２ 感想【総合：☆☆★★★】

　映像：☆☆☆★★
　キャラ：☆☆★★★
　ストーリー：☆☆☆★★★
　俳優：☆☆★★★
　総合：☆☆★★★

　ネットで無料配信していたので見ています。今回の映画はシベリア超特急２。
　豪雨によってホテルで足止めを食った面々が一晩の宿を取ることとなった。
　そんな中、ホテルの一室で密室殺人が起こる。ホテルに居合わせた客には皆アリバイがある不可能犯罪。
　その意外な犯人とは…！？

　伝説的駄作であった前作と変わって、割とマトモな仕上がりになってしまっている映画。
　これなら作中に登場した縄梯子を使えば従業員なら誰でも犯行は可能だったんじゃないかーとか、そもそも犯行計画が行き当たりばったり過ぎたりするー、とか普通なレベルの破綻はあるが、そんなもんである。
　いろいろ思うところは有るが許せる範囲だったりする。普通に駄作だけど。
　不味いラーメン食べた後なら、味のしないラーメンぐらい食えてしまう現象。

　水野春朗は下手ではあるんだが、こういう味だと思えば見えないこともないし。
　映像に至ってはちゃんとカメラワークや演出に凝っているし、大昔のテレビドラマだと思えば観れる映像になっている。
　シベリア超特急での事件ではないものの、前作に引き続き反戦テーマだし、登場人物のほとんどが犯人だったりとちゃんと引き継ぐところは踏襲している。

　伝説的駄作だった前作に比べて、普通の駄作という凄まじくコメントに困る映画。
　…まあ、観なくて良いよ。