羊たちの沈黙 感想【総合：☆☆☆☆★】

　映像：☆☆☆☆★
　キャラ：☆☆☆☆★
　ストーリー：☆☆☆☆★
　俳優：☆☆☆☆★
　総合：☆☆☆☆★

　ビデオで撮りためたのを観てます。今回の映画は羊たちの沈黙！
　殺害してから背中の皮を剥ぎ取るシリアルキラーのバッファロービルによる連続殺人が起きるが、ＦＢＩは手掛かりを掴めずにいた……。
　その手がかりをつかむため、天才的な頭脳を持つ人肉食いの殺人鬼レクター博士の協力を要請するべく、ＦＢＩの見習い・クラリスが派遣された。
　レクター博士は名探偵のように小さな所作から情報を引き出していき、クラリスの過去の傷を見出し、奇妙な絆と信頼によって結ばれていく。
　そして、バッファロービルによって政治家の娘が誘拐されたことからＦＢＩは手段を選ばずに行動を開始、事件は急転して行く。
　バッファロービルの正体と目的とは？　クラリスとレクター博士はどうなるのか？　そして誘拐された女性の安否は？
　今回の視聴は二度目。


　サスペンス映画界のダース・ベイダー、ハンニバル・レクターシリーズの第一作。
　高い知能と行動力を有し人格的にも冷静沈着である快楽殺人鬼、という、スリラー・サスペンス業界のエポックメイキング。
　所作や目付きひとつまで徹底されたアンソニー・ホプキンスの怪演が光る。
　元々はショーン・コネリーがキャスティングされていたが、拒否されたため代役だが、結果的には最良のキャスティングを産んだと云って良いと思う。

　映像の中で犬や猫が効果的に使われているが、タイトルの羊は映像的には出てこない……ような気がする多分。
　他にもアイデアを練り込まれた映像作りも行われており、細かいシーンまで目を離せない。
　アンソニー・ホプキンスとジョディ・フォスターの出世作としても有名であり、けっして色あせることのない名作。必見である。