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怒りのガンマン 銀山の大虐殺 感想(総合:☆☆☆★★)

 映像:☆☆☆★★
 キャラ:☆☆☆★★
 ストーリー:☆☆☆★★
 俳優:☆☆☆★★
 総合:☆☆☆★★

 撮りためていた映画を観ています。今回は怒りのガンマン
 殺人の疑惑を掛けられ、賞金稼ぎたちに襲われる男と、それを追う元保安官の男。
 ふたりは事件の有った町へと戻り、濡れ衣を着せた三人の男たちと対決する。


 作劇が詰め込みすぎには感じるし、女性キャラクターは画面の飾りとして開き直るスタンスのようだ。
 (すごく雑にラストシーンで“あんたに惚れていた”的なパートが入り、びっくりした)
 ただし、そもそも綿密なシナリオなんて求めていないのだと思う。個性豊かな敵キャラクター、コミカルでケレン味の効いたアクションをこれでもかと魅せる。
 ただし、アイデアは良いんだが、映像が感覚的に理解できるクオリティになっていないんだなこれが。
 銃で撃たれたあと、なぜか弾丸を口にくわえて無傷で済む、というシーンが有ったのだが、本気で意味が分からず、5秒くらい考えてから『あ、弾丸を歯で止めたって意味か』! と既にそのシーンが終わってから気が付いた。
 顔面に向かって撃ってないんだよね…胴体に向けて撃ってるように見えたんだけど、口で止めるシーンというのが雑というか、感覚的に理解できる構造になってない。
 他にもアクションシーンのアイデアはすごいんだが、ちょっと考えてから理解することが多く、盛り上がるテンポが悪い。

 シナリオ的にもどんでん返しの演出をしているとは思うんだけど、色々詰め込みすぎているせいでキャラクターの行動理念がすごく分かり難い。
 良くも悪くもマカロニウェスタン。様式美的な所もあり、ツメが甘いと思う部分が多い作品ではあるが、見る価値がない駄作とも思わないレベル。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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ママチャリ日本一周するために仕事を辞める変人。
特撮・古マンガ好きの若いのに懐古という変人です。

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