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ベイマックス  感想(総合:☆☆★★★)

 映像:☆☆☆★★
 キャラ:☆☆★★★
 ストーリー:☆☆★★★
 俳優:☆☆☆★★
 総合:☆☆★★★

 テレビで撮り貯めてたのをインフルエンザの間に観てました。今回はベイマックス
 近未来の日本、天才少年ヒロはマイクロボットを開発する。(無数の蟻のようなロボットが連携して仕事をする)
 その発表をしたとき、会場が謎の火事に襲われ、兄とその恩師が死亡してしまう。
 傷心のまま、主人公のヒロは兄の残した医療用ロボット・ベイマックスを見つけ、その中で火事の真相を追っていくが…?


 駄作とは思わなかったものの、面白いとも感じませんでした。 個人的には一番観なくて良いタイプの映画。
 駄作なら駄作でネタになるし、面白いならもちろん観る価値あるんだけど、単に企画倒れしている感が強い凡作。

 まず、序盤はキャンパスライフの青春モノっぽい雰囲気とそれぞれのキャラクターを立てようとする。
 てっきりこのキャラクターたちはここだけのキャラだと思ったのだが、終盤まで出張るキャラだったことにはビックリした。
 このキャラクター群が弱い。テレビコマーシャルでも全く触れていなかったように記憶しているが、本当に魅力が弱い。
 キャラデザがありきたりな上、行動目的が全員同じでキャラが立ってない。バカな男子と懸命な女子というグループ分けくらい。
 多分だが、この辺りは販売したいディズニーと制作チームの齟齬が生まれていたように思う。
 制作チームは等身大ロボットと主人公の交流を描こうとしたのだと思うのだが、それだと売れないということでチームヒーローモノにしてキャラクターを強引に追加したように見えるのだ。
 というのも、シナリオ上、この四人が何人か増えても減っても変わらないように感じてしまうのだ。

 ストーリーも、まあ、無理がある。
 主人公が謎の敵に盗まれた自分のマイクロボットを突破しようとするのだが、なぜか脳波コントロールで奪い返そうとしない
 本気で意味が分からなかった。なんで武力で正面突破が最良の作戦になってんの? あんたシステムを完全に理解しているんだろ?
 なんというか、ご都合主義かなぁ。
 脳波コントロールの防御策があるにしろ、別の脳波コントロール系統にして、隙をついてマスクだけ奪い取るようなのがあるだろ?
 この辺りも、主人公の兄貴が作ったとか、そういう初期設定だったんじゃなかろうか。
 でもこうすると、主人公の兄貴がベイマックスもマイクロボットも全部作った天才になって、主人公のキャラ立ての発明品が消えてしまうから尺の都合かな? とか。
 テレポーテーションマシンも唐突に出てきて話の核心だったりするのだが…。
 そこでも更にハイパースリープというテレポートの実験には必要とは思えない機能が実験機に備わっていたという謎設定がご都合主義にハッピーエンドのために登場する。
 何日も生命維持できるような機能が有るなら、火災現場でもこれで生存するとか、もっと伏線としてどこかで使って欲しかった。
 これも多分、元々はウラシマ効果ネタとか、時空間を越えるとかそういう設定だったと思うんだけど、子供向けにする中で省いたかなー、とか思った。
 冒頭のロボットバトルとかも伏線かと思ったら中盤以降何もなし、シーンごとがブツギリで何も機能していない。

 伏線らしい伏線を機能させず、記憶データだけの帰還というのも違和感が有る。
 あのカード自体が記憶データの全てなら、自らのボディを犠牲にロケットパンチを撃ったあのベイマックスの決意した部分は置いてきても良いの? ていうか、自分でカードを外せるっていう設定、ここまで出て来てた?
 作劇が雑すぎるというか、他の人間の作風が異物として混ざって、その上で仕上げてしまったような作品。

 一番の難点は、個人的にベイマックス本人に全く魅力を感じなかったこと。
 表情や動きがロボット然としすぎていて感情移入できなかったし、心あるロボットとして認識出来てなかった。
 ありきたりな人工知能キャラって感じで、退屈だった。アニメ映画はキャラクターありきだと再認識させてくれました。
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ママチャリ日本一周するために仕事を辞める変人。
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