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エスター 感想【総合:☆☆★★★】

 映像:☆☆★★★
 キャラ:☆☆☆★★
 ストーリー:☆☆★★★
 俳優:☆☆☆☆★
 総合:☆☆★★★

 アマゾンプライムで配信していた映画を観てます。今回の映画はエスター
 三人目の子供を死産した夫婦だったが、ひとりの孤児・エスターを引き取る。
 彼女を引き取ってから奇妙な事件が起こり始め…?


 終盤の盛り上がりは“サスペンス映画”していたが、そこまでが長い
 終盤の真相が明らかになってからのクリーチャーとのバトルはスゴイ。
 ベタなバトルになるし、正直工夫は無いし、間が悪いが、暗がりでの光の使い方やカメラワークが良いので気にならない。
 (※当ブログでは、ネタバレ防止のために主人公に襲い掛かる幽霊・犯人・鮫などを総じてクリーチャーと呼ぶ傾向が有ります)

 ただまあ、集中治療室はカメラあるだろとか、ブラックライト用のインクをどこで入手してるんだとか、
 補聴器を盗んだ意味はなんだったんだとか、酒を飲んだだけであれだけフラフラするかとか、ハンマーをあんなところに隠さないだろとか、
 運転席から子供が降りて来たら誰かしろ目撃している可能性も有ったんじゃないかとか、バックに穴が開いてたら事前に気付くだろとか…。
 骨折の原因くらいレントゲンで一発だろうとか、パスポート偽造とか簡単にできることじゃないだろとか、それができるならそれで稼げよとか、
 ツッコミ所は山のようにあるが、まあ、些末なことである。

 粗を探せばどんな映画でも出てくるものである。
 ただまあ、上質な映画はすぐには気付かなかったりするもので、これだけボロボロ見つかるってのは、まあ、ね?
 更に序盤は怖くもないシーンが続くので、申し訳程度に夢オチでホラーシーンを入れたりしているのだが、
 俺からして一番の問題は、関係ない上に怖くもないシーンが多すぎる点だと思う。冒頭の夢のシーンも含み、子供を突き落とすシーンとか必要だったか?
 その子供を突き落とす画面作りでもそうだが、二時間の映画の中で『背後から誰かが来ている…と思わせて誰も居ない!』的演出を多用。
 10回前後くらい使っている気がする。常套手段ではあるのだが、多用されると飽きるし、怖いというよりギャグでやっているのかというレベル。

 ただ、子役の演技力は超一級。
 エスター役の子も。序盤の“可愛らしい女の子”から、終盤へ向けて幅のある演技を見せてくれている。
 更に妹役の聾唖の少女の演技が本当に凄い……と、思ったら、マジで耳が不自由な子だったらしい。
 それにしても、耳が聞こえない子供に演技指導をして、それに応える能力が有るのはどっちみちスゴイが。

 2時間強の映画だが、もっと序盤で削れるシーンが多かったはず。
 伏線らしい伏線がほとんどなく、オチが唐突に感じたこともあり、序盤の退屈さに耐えられるならまあ、観ても良いかな。


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