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メトロポリス(アニメ) 感想 (総合:☆☆☆★★)

 映像:☆☆☆☆★
 キャラ:☆☆★★★
 ストーリー:☆☆☆★★
 俳優:☆☆★★★
 総合:☆☆☆★★

 ネカフェで配信していた映画を観てます。今回の映画はメトロポリス
 最高の労働力であるロボットを獲得した近未来。
 犯罪者を追ってやってきた私立探偵ヒゲオヤジとケンイチ少年。調査の途中、追っていた犯罪者が火災で死亡する現場に遭遇してしまう。
 その犯罪者の研究していた謎の少女、ティマの正体とは? 手塚治虫原作のアニメ作品。

 目新しさは無いが、“懐かしい近未来”のりんたろうディストピア
 幻魔大戦のりんたろうによる空気感を味わうアニメ。
 シナリオ的にはロボットを奴隷として扱う人類と、そのロボットの軋轢を描くというやや古いテーマや描き方の作品。
 原作として扱っているメトロポリスが古い作品ということもあるが、原作とはかなり話が違うのでキャラクターデザインなどの元ネタ程度に考えると吉。

 ロックやヒゲオヤジなどの手塚シリーズの人気キャラが多いが、原作とは別キャラ。スターリンクらしいといえばスターリンクらしい。
 キャラクターが状況に流されていることが多くて行動に意外性が見られない。
 主人公のケンイチとティマの交流がメインだと思われるのだが、このふたりが声優さんの技量不足も有り、セリフが心に残らない。
 演出は魅力的なのだが、キャラクターの弱さ、声優の弱さ、オリジナリティの弱さなどが重なり、何を楽しみにすれば良いのかがよくわからない。
 悪のヒーローとしてデザインされたであろうロックにしても、父親に執着している点が感情移入できにくい。
 過去シーンのモノローグやエピソードを入れるとか、実はロボットだったと明言するとか、変装スキルの出典を利用するなど、何かバックボーンが欲しい。ないなら無いでそれを補えるだけの声優さんを使ってほしかった。

 ロボット刑事ぺロや革命家アトラスなどアトムシリーズの著名キャラのパロディだが、登場から離脱までが唐突。
 更に登場から離脱までがエンドシーンにほとんど干渉しておらず、存在を省略しても話の展開に影響がない。
 エンドシーンは『愚かなる人類よ』的なシナリオなのだが、ロボット側のキャラクターが傀儡としての登場でしかなく、印象的なロボットがエンドシーンで活躍しない。

 印象的なレイ・チャールズの使い方など、見る点は多いのだが、残念な声優が……残念としか云いようがない。
 ベーシックなシナリオだけに、出演者の技量が掛け算となるべきところでキャラクターの感情が読み取れないことで足し算どころか下手したらマイナスになってすらいる。
 実力派の声優を使っているキャラクターはヒゲオヤジくらいしか見せ場がなく、ヒゲオヤジも見せ場というより狂言回し的。
 ティマ救出後の流れは知性的すぎてヒゲオヤジらしさを感じられなかったのも、個人的にはマイナス。好き好きですけどね。

 映画は掛け算。シンプルな映画なのに掛け算で一回声優がゼロを書き込んでしまうので、他の魅力までゼロで計上されてしまっている。
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